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水曜日。
ミオは都内の大学に通っていて、付き合いは半年程だ。
細い見かけによらず大喰らいで、肉が大好物だ。
性格はあっけらかんとして自由人で、いつも言動や発言が突拍子も無い。
「しょーきちさん!土曜日ディズニー行きたい!」
「バカヤロウ、土曜日も俺はお仕事だ。お前らみたいにホイホイディズニーなんて行けないんだ。行きたいならもっと早めに言え!」
「えー。じゃぁヒロキ君と行こうかなぁ。」
この女は俺と付き合う前に、ヒロキというガキと遊びで寝ていた。
ヒロキと俺は元々仲が良かったから、それを知った時俺はミオへの嫉妬心ゆえ、そいつを許す事が出来ず、絶交というあまりにも大人気ない行動で関係を断ち切るしか出来なかった。
ミオはちょっとキツい顔をしているが美人で、かなりモテる。
俺はその度醜いジェラシーを感じ、一人落ち込む。
ミオはそれを知ってか知らずか、天真爛漫にはしゃぐ。
それもまた良い。
俺はミオを愛している。
『女は無邪気に悪魔の顔を見せる時がある。』
俺はその夜、ミオを抱いた。
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