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仁は赤子を軽蔑の目で睨み付け使用人に押し付けてこう言った。
仁「恵美!!こいつは落ちこぼれだ。五年間は地下の牢獄で世話をするが五歳の誕生日に森に強制転移させるぞ。」
この言葉で部屋の中は凍り付いた。
恵美「………魔力が無くてもこの子は私達の子供です!!」
仁「魔力が無くては、一族の面汚しだ」
仁は恵美の反論を受け付けないと言わんばかりに、言葉を吐き捨て出て行ってしまった。
この事をなにも知らない赤子は使用人の腕の中で、無邪気な笑顔で笑っていたのだった。
部屋には恵美の啜り泣く声と赤子の笑い声が響いてた。
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