02*) 保健室で…

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自分で言うのもなんだが,俺の事知らん奴がおらんから名前言うの忘れとった…。 周りはミーハーな女子ばかりで俺によって集ってくる。 けど,女の子が俺の名前も知らん事が逆に俺は女の子に興味をもった。 白「自分の名前も教えてくれへん?」 ?「あ,あたしは中山美夏。白石君ていうんだ… よろしくね。」 白「美夏か。よろしゅうな!」 「よろしく」と笑った顔は少し寂しそうだった。 それから他愛もない話をした。 美夏も02年生という事,帰宅部で家は俺ん家の近くという事がわかった。 白「ところで美夏は何でここにおるん? 具合悪いんか?」 そう言うと美夏は首を横に振った。 白「じゃぁ,ケガでもしたん?」 また美夏は首を横に振った。 白「じゃぁ…」 …と俺が言いかけた時に先生に後ろから話しかけた。 先「…白石君。人のプライバシーを探らないの。」 白「え? あ,すまんな。」 いつの間にか授業が終わり先生が帰ってきてた。 美「…不登校…」 それだけ言って美夏は教室をでて言ってしまった。
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