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自分で言うのもなんだが,俺の事知らん奴がおらんから名前言うの忘れとった…。
周りはミーハーな女子ばかりで俺によって集ってくる。
けど,女の子が俺の名前も知らん事が逆に俺は女の子に興味をもった。
白「自分の名前も教えてくれへん?」
?「あ,あたしは中山美夏。白石君ていうんだ… よろしくね。」
白「美夏か。よろしゅうな!」
「よろしく」と笑った顔は少し寂しそうだった。
それから他愛もない話をした。
美夏も02年生という事,帰宅部で家は俺ん家の近くという事がわかった。
白「ところで美夏は何でここにおるん? 具合悪いんか?」
そう言うと美夏は首を横に振った。
白「じゃぁ,ケガでもしたん?」
また美夏は首を横に振った。
白「じゃぁ…」
…と俺が言いかけた時に先生に後ろから話しかけた。
先「…白石君。人のプライバシーを探らないの。」
白「え? あ,すまんな。」
いつの間にか授業が終わり先生が帰ってきてた。
美「…不登校…」
それだけ言って美夏は教室をでて言ってしまった。
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