出会い

4/5
前へ
/67ページ
次へ
そして、彼は、私が半分冗談もこめて居酒屋で言った、 「誰か紹介してよ~」 と言ってた事も覚えていて、 『紹介するから、サキちゃんも一緒に連れてきて』と言う内容だった。 私は、サキちゃんも彼の事は気に入っていたし、私も紹介してもらえるんだったらと、単純に 私「任せて。」 と返事をして、会う日程を決めてから電話を切った。 そして、さらに数日が過ぎて、約束の日がやってきた。 前回と同じく私達が住む埼玉県に東京から来てくれた。 この前と違うのは、文通相手でなく、私に紹介してくれる為に連れて来た男の子が来たと言う点だ。(ちなみに文通は自然消滅した。) 私達は改めて自己紹介をした。 私とサキちゃんが格好いいと言っている男の子の名前は、加藤オサム君。オサム君はノリが良くて、話しやすく楽しい。 オサム君が私に紹介する為に連れてきた男の子の名前は、鈴木健君。 私は顔が正直好みじゃないと思った。 だけど、第一印象で決めるのはどうかと思ったので、様子を見ることにした。 (自分の事を置いておいて失礼な話だが。) そして、私の友達の木下サキちゃんと、私、向井海美だ。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加