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しばらくして、迎えの車が来た。
「お疲れ様です。」
「ああ…。」
二人は車に乗った。
「ミッションはどうでしたか?」
「成功だ。」
「おめでとうございます。」
軍人が敬礼して言った。
「疲れた。早く出せ。」
ハルカが軍人に命令した。
「はっ。」
車は城に向かって走り出した。
「総帥。」
マユが声を掛けた。
「何だ?」
「疲れて少し眠いんです…。着くまで寝ててよろしいでしょうか…?」
マユは眠たそうに目をこすった。
「ああ…。寝てろ。着いたら起こしてやる。」
「はい…、……。」
マユはゆっくりと目を閉じ、眠りについた。
ハルカは眠っているマユの髪を少しとり、優しく口づけた。
「よく頑張ったな…。マユ…。」
ハルカはそういって今度はマユの額に口づけた。
このミッションで、二人の距離が少し縮まったような気がした……。
END
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