二人のミッション

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ここは、日本にある巨大な城…。 そこに、一人の総帥と、総帥の秘書であり、軍のトップである高嶺と、多くの軍人達がいた。 ある日、総帥のもとに一枚の書類が届いた。 そこには、こう書かれていた。 ー薬物中毒者の始末ー、と。 「なるほど…。面白い…。」 書類を見ていた総帥・ハルカが呟いた。 ミッションに出る人数は二人ー。総帥と高嶺に任せる、と記されていた。 「(二人で、か…。)」 コンコン。 ハルカが書類を眺めていると、ノックの音がした。 「入れ。」 「失礼します。」 入ってきたのは、高嶺の花、と言われている、秘書のマユだった。 「総帥。ミッションの書類、届きましたか?」 「ああ…。」 「二人で薬物中毒者の始末とは…。何だか厄介ですね…。」 「そうか?」 「え?」 ハルカが振り向き、笑みを浮かべて言った。 マユは訳が分からない、という顔でハルカを見た。 「面白そうではないか。このようなミッションは…。」 「しかし、中毒者は大勢います!なんとかなるんですか?」 「問題ない…。」 「ですが!そう「黙れ。」…っ!」 ハルカが制止をかけた。 「これは仕方がないことだ。お前に拒否権はない…。」 「…分かりました。」 マユはあっさり承諾した。 「ミッションは明日だ。しっかり準備をしておけ。」 「はっ!」 マユは敬礼をし、返事をした。 「では、失礼します。ミッション頑張りましょうね!」 「ああ…。」 マユはハルカの顔を見た後、部屋を出た。 明日は総帥と二人でのミッション…。 しっかりやらなければ…! マユはそう決心し、明日に備えて自室に戻った。
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