二人のミッション

2/8
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
ここは、日本にある巨大な城…。 そこに、一人の総帥と、総帥の秘書であり、軍のトップである高嶺と、多くの軍人達がいた。 ある日、総帥のもとに一枚の書類が届いた。 そこには、こう書かれていた。 ー薬物中毒者の始末ー、と。 「なるほど…。面白い…。」 書類を見ていた総帥・ハルカが呟いた。 ミッションに出る人数は二人ー。総帥と高嶺に任せる、と記されていた。 「(二人で、か…。)」 コンコン。 ハルカが書類を眺めていると、ノックの音がした。 「入れ。」 「失礼します。」 入ってきたのは、高嶺の花、と言われている、秘書のマユだった。 「総帥。ミッションの書類、届きましたか?」 「ああ…。」 「二人で薬物中毒者の始末とは…。何だか厄介ですね…。」 「そうか?」 「え?」 ハルカが振り向き、笑みを浮かべて言った。 マユは訳が分からない、という顔でハルカを見た。 「面白そうではないか。このようなミッションは…。」 「しかし、中毒者は大勢います!なんとかなるんですか?」 「問題ない…。」 「ですが!そう「黙れ。」…っ!」 ハルカが制止をかけた。 「これは仕方がないことだ。お前に拒否権はない…。」 「…分かりました。」 マユはあっさり承諾した。 「ミッションは明日だ。しっかり準備をしておけ。」 「はっ!」 マユは敬礼をし、返事をした。 「では、失礼します。ミッション頑張りましょうね!」 「ああ…。」 マユはハルカの顔を見た後、部屋を出た。 明日は総帥と二人でのミッション…。 しっかりやらなければ…! マユはそう決心し、明日に備えて自室に戻った。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!