住所は二次元です

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「えへへっ、とりあえず座ってー」 そう言いながら上坂は得意げにランチの準備をしている。 「まったく……まあ残してももったいないから食べてやるか」 「圭夜君優しいねー、あっ、あともうひとり来るからちょっと待っててね」 なんだ僕以外にも呼んでるのか。 「そろそろくるはずなんだけど…あっ、きたきた」 上坂はそう言うと元気よく手を振った。 「おーいこっちだよ」 僕はあんまり他の人間に興味がないからゲームでもして流そうかなと思ったが上坂がジト目で睨んでくるからゲームに触れることすらできなかった。
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