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空での戦いが終わった後、レイン達は六課本部に案内されていた。
大きな建物の中を歩きながら、レインは周りを見渡す。
白い廊下と壁。
時々、すれ違う人がこちらの方を見てくる。
余り…いい気分はしない。
前をフェイトが歩き、その横にキャロ。
後ろから、レイン、イサラ、メリアで続いている。
「ねぇ…イサラ。 本当に良かったの? 付いてきて」
後ろからメリアがイサラに小声で話す。
「仕方ないですよ。 キャロとは戦いたくありませんし。 それに…兄さんの事を知っているようでしたし」
「確かに……フェイトさんの反応。 あれを見れば明らかだよね」
「はい…フェイトさんが何かを知っているなら。 話すべきだと思います。 兄さんの事を」
「そうだね…」
メリアが頷いて、前を歩いてる、レインの後ろ姿を眺める。
ちょうど、前からも人が歩いてきた。
青髪の断髪の女の子。
フェイト達の姿を見ると、立ち止まり敬礼してくる。
その姿をよく見ようと、メリアが身を乗り出して、その姿を眺める。
「あれ…?」
見覚えのある姿にメリアが更に、その姿をよく見つめる。
「スバル?」
その姿にはメリアだけじゃなく、レインも気づいてるようだ。
スバルの方も気づいたのか、レインとメリアの姿を見ると、驚きに目を見開いていた。
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