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それを聴いた途端、レインの表情が変わる。
「やっぱり、その事を聞いてきたか」
レインはスバルを見る。
スバルはこの機動六課に所属しているから、部隊長のはやてに報告していて当然だ。
レインと目が会ったスバルが、目を反らす。
「スバルだけじゃないよ、フェイトちゃん達にも報告を受けとる。 ロストロギアを破壊したと」
「破壊…あの空の戦いでか」
「そうや。 ウチら異常気象を調べる為、フェイトちゃんとキャロをあの世界に送った」
「ああ…聞いた」
「あの世界では長い間豪雨が続いておった。 せやけど、空での戦いの後、その豪雨がピタリと止んだ。 それがどういう事が分かるな?」
はやての言ってる事はわかった。
空の戦いの後に豪雨が止んだ。
それはつまり、空で戦ったリュウゼンが関係していると、言っているようなものだった。
おまけにその戦いで見つかった、ロストロギアをイサラが破壊。
更にスバルを助けた時に持ち出したロストロギア。
追及される事が山のようにある。
レインはため息を吐いて、イサラとメリアを見た。
2人共、首を横に振った。
レインは頷き、はやてにこう言った。
「何も話せないな」
その言葉に驚いた者は、誰もいなかった。
「ほんなら…何で付いてきたんや?」
「イサラとメリアが言ったからさ。 キャロとは戦いたくないって。 だから、付いて来たんだよ」
「そっか。 どうしても話してくれへんのやな」
「ああ、話す気はない」
レインが即答すると、はやては横にいるリインフォースを手招きした。
何かを指示して、リインフォースが頷いた。
はやてから離れて、何故か嬉しそうに言ってきた。
「皆さんを特別ルームにご案内いたしま―す!」
「特別ルーム?」
レインが首を傾げる。
そして、連れて来られたのは―――。
「何が特別ルームだ! ただの牢屋じゃないか!!」
レインがそう叫んでいた。
レイン達が連れて来られたのは牢屋。
犯罪者が捕まる個室だった。
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