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子供が夢を語るように、龍馬は話した。
「ふりぃだむっちゅう、やつじゃ!」
両手を広げて、大きな声で言った。
そんな龍馬とは対称的に、歳三は淡々とした口調で
「その、ふりぃだむとやらの世の中になったら、お前は何をするんだ?武士ではなくなるんだろ?」
「わしゃ、身分なんぞいらん。船に乗る。商いをやるんじゃ」
「船に乗って商いとは?」
「異国へモノを売り、異国のモノを買う。そいつを、売る。みな珍しいから買うじゃろう…その為に船じゃ。船が無くては異国へ行かれんし、モノも運べん」
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