プロローグ

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「荷物の確認すっか……」 既に諦めた。無理だ。やるしかないと本能的に悟った。 「そうね。とりあえずあたしは、生活に必要な物一式と着替え、時計とか。あと香水、お菓子かな」 意外に女の子らしい装備にやや驚きつつ、生活に必要な一式を細かく説明して欲しいと心の中でツッコミを入れた。 「ドライヤーとかは?」 「無い。あたし必要ないもん。髪短いし」 さっきのは撤回。 女の子らしくなかった。 ホントに女かよ……
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