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「…は、誰?」
「うわ、起きてもうた!」
物音がして、思わずパッと目を開けると金髪のとっても可愛らしい女の子?が居た。
あれ?これ夢?…いや、夢ちゃうな。家の中に知らん人が居る。誰か助けてくださーい!
(恋人はサンタクロース)
「…誰ですか?」
とりあえず、電気を付けて金髪の人に近寄ってみた。んー、胸はないし女の子ではないらしいねんけど…何者なんやろ?もしかして、泥棒?うわ、怖!もう、嫌や、誰か助けて!
「ちょ、泥棒ちゃうから安心して?」
色々考えてると金髪さんから、喋りかけられた。え、なんで考えとること分かんの?金髪さんって超能力とか使える系の人?…警察にかける番号って何番やっけ?
携帯を探すために顔を上げれば金髪さんと目が合った。この子よう見ると可愛い!
「…可愛いとか恥ずかしいやん。てか君、今までの全部口に出てんで。」
うわ、思っとったこと全部口に出てたんや。めっちゃ恥ずかしいやん。てか、めっちゃ顔真っ赤やん。何なんこの子。めっちゃ可愛いんやけど!って、ちゃうやん!俺、大事なこと聞いてへん!
「あなた何者なんですか?」
「え、俺?俺はサンタクロースやで!」
…ん?サンタクロース?え、この子頭大丈夫?サンタクロースって空想の世界の話ちゃうん。てか、そんなん今時小学生でも信じんやろ。
まあでも確かに着崩してるから分からんかったけどよう見たらサンタさんが着るような服らしきものを着てるし、ほんまにサンタさんやったりするんかも。
自称サンタさんともっと喋るために少し近付いてみた。
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