まじわる

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「綺麗な星…」 いつか、君が言った。 深い深い夜の色を見上げながら。 眠ってしまう事が惜しくて… 紫へと代わり行く空をカーテンの隙間から二人、いつまでも、いつまでも… 眺めていたんだ。 ―――今でも思い出す。 一緒に見上げるのは君じゃなく、メンソールのフレーバーだけど。 溜め息を零せば煙に巻かれ、息苦しさに心がチクリと痛む。 想いが再び交わる事はないけど。 やるせないこんな夜は、今夜だけは…君も。 同じ空を見つめていてくれたらと、願うんだ。 深い夜の色が… ―――紫に変わるまで。 .
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