1人が本棚に入れています
本棚に追加
卒業式の練習のために 久しぶりに 学校へ行った。
体育館にたくさん並んだパイプ椅子
その向こうに彼女を見つけた。
『髪…切ったんだ…』
別人のような彼女の横顔に切なくなった。
少し大人っぽくなった君…
目が合ってそれから彼女は遠くを見つめた。
もう会えなくなるのかな…
椅子ひとつ向こうの距離が今は遥か向こうに感じる。
傷付けたのは、自分だ。
これはそのバツ…
あとわずかで僕らの三年間が終わる…
神様 もしいるのなら 少しだけ あともう少しだけ…
時間を下さい…
.
最初のコメントを投稿しよう!