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2月14日…
憂鬱な日が始まろうとしていた…
ドタドタドタ…
母「大五郎!!起きなさい!!」
大五郎「ん~、あと8時間54分…」
母「そんなに待てないから!!ほら、お父さんもご立腹よ!!」
父「許さないんだなぁ~」
母「キャッ!?ちょっと~急に登場しないでよ~。下剤入りスープがこぼれちゃったじゃない」
大五郎「そんなん飲ますつもりやったんかよ」
父「大ちゃん、ちょっとお話があるんだ。私のお部屋まで来てくれ」
大五郎「子供じゃないからそんなんで呼ばないで💦」
父の部屋に移動しようとすると
母「あ、スープ忘れてるわよ」
大五郎「丁重にお断りします」
そして…
大五郎「入るで、父さん」
父「いやっ、いつもパピーって呼んでって言ってるでしょ!!」
大五郎「…もう学校行くね」
父「ちょっ、ちょっと、大ちゃん待ちなさいよ!!」
と、父さ…パピーがしつこいので仕方なく話を聞くことに…
父「大事な話なの。ちゃんと聞いてね?」
大五郎「あ~、分かったよ」
父「実はあなたはとんでもない宿命を持って生まれてきたの」
大五郎「…は?」
父「その宿命は、女子には持てないシンドローム、略してJKMS」
大五郎「まんまだな」
父「今日は、バレンタイン…。克服するには女子から義理でもいいからチョコを貰うんだ!!」
大五郎「あれ、語尾が…」
父「あぁ!?何晒しとんじゃ!!黙っときゃバレんものを…」
大五郎「あ、遅刻しそう。行ってきまーす」
父「死ねぃ、ワーレー!!」
………
大五郎「はぁ、何とか逃げきった…」
??「誰から逃げきったって?」
大五郎「うわぁぁ…って燐洲か、驚かせんなよ💦」
燐洲「まぁ日常茶飯事だ。爆破ドッキリしても動じないのにどうした?情けないぞ」
大五郎「ち、ちょっとね…」
燐洲「てか、今日バレンタインじゃん!?下駄箱が楽しみだZE☆」
大五郎「貰えてチョコパイが限界だ。ってか貰ったことないのに良くそんなこと言えるな…」
燐洲「今年はチョコと共に女もGETだZE☆」
大五郎「はぁー、名前は引くくらいカッコいいのに…」
燐洲「大五郎とか…ウケるwww」
大五郎「しばくZE☆」
燐洲「お前パクんなって~💦」
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