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「はっ!!」
朝だった。
まぎれもない、暑苦しい朝だった。
下からは、ちゃんと親の声も聞こえる。
「まみるー、早く起きなさーい」
「はっ!!宿題は?」
机を見る。
「やってないか。神め、いや、あの夢のせいか。」
いったい、なんだったのか。少し考えたが、途中でだるくなった。
あのカン高い声と騒がしさは、思い出すだけで暑苦しい。
夏を、余計に暑くはしたくないしね。
「部活。やめるんだったら、早く帰りないよ」
耳が痛い。
今の俺にとって、嫌な言葉が重なる。
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