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「わかってる。じゃっ、行ってくる」
後ろも振り向かず、俺は戸を開けた。
「はぁ~、息子が話したくない話題くらい、わかれっつーの。はぁ~どうすっかねー、サッカー....」
バンッ!!
突如叩かれた。これはあれだ、あの鞄だ。
「まみるっ、おっはーよー。元気してた?」
「ったりまえだ。昨日も一昨日もそして、明日も必ず会うだろうがっ」
無性に、ため息が出る。
「どったの?元気ないじゃん」
「なんで、俺の周りはアホばかりなのかねー!!」
無駄に声も上がる。
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