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「思い出しそうだ...」
ぴょんぴょん跳ねる姿は、まさに夢に酷似している。
「なぁ、あいり、頼むから、跳ねないでくれ。気分わ....り...ぃ....」
言葉が途切れた。
いや、途切るしかない。
だって、これはあり得ないことだ。
「ほぇっ?どったの?ねーぇー、まみるぅー」
「お前、そこ」
指差す。
でも愛罹には視えていないみたいだ。
どうしてだ。
どうしてだよ。
「なんで、穴があるんだーー!!!!!」
マンホールではない、あの夢と一緒の、真っ暗な穴がそこにはあった。
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