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「決まりっ。じゃすぐに行こうぜ」
俺は、後ろめたさを感じつつもついていった。
午後、授業をサボり屋上にたたずむ。普通はしてはいけない行為も、今日だけなら許される気がする。
いや、許せ、神よ。
「おっ、おぉぉー、これは、なんというアングル!!おい、まみる、ほらっ」
用意周到は、お前にこそふさわしいと言いたい。
「お前、いつも装備してんの?」
「yes!!いっつ、まい、双眼鏡!!」
「いや、使い方間違ってるから。いろんな意味で」
時間が過ぎてゆく。
たけひろの怪しく叫ぶ声しか聞こえない。
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