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暫く歩いていると、"何か"があった。"何か"は立っている。犬のぬいぐるみのような形だ。
「ぉ‐ぃ」
怪しさ満点のぬいぐるみ2体が、ポツンと立っている。
「おい、起きろ」
今度は声をあげてみた。
「ここはどこなんだよー」
揺さぶってみた。
すると機械音に似た音を発しながら、それらは動いた。
「いてっ」
噛みつかれた。
「なにするんだ、お前ら!ぬいぐるみのくせにっ」
「ヌイグルミジャナイヨッ。ニンギョウダヨ」
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