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なんとか説得に成功し、俺は独りで学校まで無事に辿り着いた。最終的には二人乗りを諦めくれたが、私が行くのではないのですか、とボケられたので流石に疲れた。青少年保護条例みたいなのがある、と話したら私はどちらかというと少女です、なんて真顔で言うからツッコミ切れなかった。流れで苦し紛れの説得は条件付きなってしまった。その憂いは今は考えないでおこう。
学校には無事着いた。楽観的過ぎたかもしれないと心配していたが、校舎の中にはあっさりと入ることが出来る状態だった。それもそのはず、教室の窓が割れていたのだ。一枚ならまだ良かった。
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