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恵子が帰った後、しん君へ電話した所、しん君の後輩が自転車で迎えにきた。
「いつもごめんね。歩いて行ける距離なんだけど…。」
「いえいえ。しん君に女の子一人で夜道歩かせるなと言われているもんで。」
だったら人を使わずに自分が来いよって心の中で、つぶやいた。
しん君の家は県営住宅で、弟と二人で部屋を借りている。
迎えに来てくれた後輩は、県営住宅の隣の家だったので駐輪場にしん君の自転車を停めて歩いて自分の家に帰った。
私はそのまま、しん君の部屋へ向かった。
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