終わりと始まり

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とある廃墟ビル... パパパパパ... 廃墟ビルの中で銃声が鳴り響く。その廃墟ビルの中では二人の人間が、戦っていた。一人は、サブマシンガン【UZI】を、フルオートで撃ちまくっていた。9mmパラベラム弾が、獲物を喰らい尽くそうと獲物へと迫る。 しかし、その弾丸は獲物に当たる事なく逸れていった。 「くそ!!」 弾切れになったマガジンを取り外し、最後のマガジンを装填する男。 「何なんだよ!あいつは!?」 物陰から、“獲物だった”ターゲットを見る。 その獲物は、見た目は普通の高校生だ。 しかし、明らかに普通の“高校生”ではない。この世の何処に、秒間10発で撃たれた弾丸を全部避けれる人間がいる!? 「おい。いい加減、降参したらどうなんだ?」 ターゲットである高校生が、俺に降参しろと言ってきた。 降参だと?ふざけんな! 「そんなこと出来るわきゃねぇだろ!」 俺は、隠れてた壁から飛び出したが、奴からの発砲がない。完全に、俺の事を嘗めてやがる!ふざけやがって!! だが!それが、命取りだ! 「うらぁ!!」 奴に向けてある物を、投げつけた。奴は、それにすぐに気付き目を塞いだ。 かかった! “パッ!” フラッシュが、辺りに叩き付けられる。そう、俺が、投げ付けたのはスタングレネード(閃光手榴弾)だ。
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