森林から脱出しようかね

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(う~ん、どういう服にしようかな~、前の服っても何か芸が無いし......そうだ!あれにすっか!) 一回、着てみたかったあの服、というより制服だな。あの緋〇の〇リアに出て来た東京武偵校の防弾制服。てなわけで、【フォトン粒子】を纏わり、防弾制服へと変わった。まぁ、見た目はどことなくセーラー服だがな。 「ほぇ~、凶夜さんの使う魔法って見たことがないですね。一体、どういう術式を使ってるんですか?」 「うん?それは....まぁ、秘密って事で勘弁してくれ」 【フォトン粒子】の事言っても解らんだろうし、誰かに言われたら面倒だしな。 「...そうですか。なら、聞かない事にします。それはそうと、さっきの爆発は何ですか?」 「いや~、薪に火を付けようと【フレイム】を詠唱破棄したら爆発したんだよ」 「え?凶夜さんって、まだ初級魔法を詠唱破棄できないんですか?」 「そりゃ、魔法なんて昨日初めて使ったばっかりだからな」 「それじゃ、まともに成功もしてないのに詠唱破棄をしたんですか?」 「いや、成功したぞ。ただ、6回に1回しか成功してないのが現状だ」 「それじゃ失敗しますよ。それに、詠唱破棄する際は何よりイメージが大切になるんですよ」 「イメージ?例えば、どういうイメージなんだ?」 「う~ん、私の場合は丸い火の球っていうイメージですね。ちょっと見てて下さい」 そう言うと、ミリーナは薪に手を向けて、 「【フレイム】」 “ボゥ” ミリーナのイメージ通りの火球が飛び出し、薪を燃やす。 「確かにイメージ通りだな。てことは、俺のイメージが悪かったのか?」 「そうなりますね。ちなみに、何をイメージしたんですか?」 「爆発」 「それは失敗しますよ。爆発なんかイメージしたら発動した瞬間爆発しますよ」 ですよね~。
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