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「実はな...」
ミリーナにさっきまでの経緯を話す。
「そうなんですか。それで、もう大丈夫なんですか?」
「あぁ。吐くもん吐いたからもう何ともねぇよ」
「あの、凶夜さん。ちょっと言葉が下品ですよ。女の子なんですから、もう少し言葉遣いを綺麗にしないといけませんよ」
「仕方ねぇだろ。これが俺の性分なんだからよ。無駄話もここまでにして、もう一っ飛びするぞ。じゃないと、ガーゴイルの血につられて魔物が来るからな、よっと」
「ひゃ!」
再度、ホワイト・グリントを纏い、ミリーナを担ぎ上げた。
「さて、行くか」
「...今度は担ぎですか?」
「何なら、またボックスに突っ込んでやろうか?」
「すいませんでした」
「そうか。じゃ、飛びますか」
スラスターを起動させ、上空へと飛び上がり森から脱出するのだった。
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