終わりと始まり

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???Side 「今月で、5人目か。いい加減諦めてくんねぇかな~」 そう愚痴りながら、廃ビルから出る俺。ん?誰だお前って?俺は、最上凶夜(もがみきょうや)。 しがない殺し屋だ。 さっき言ったのは、今月殺した奴の数だ。と言っても、それは、俺が依頼で殺した数ではなく、俺を殺す依頼を受けた同業者の数だ。この前、受けた依頼で、俺は、ある組織を潰したのだが、その生き残りの奴が俺への報復のため殺し屋を雇っては、俺に、仕掛けてくるのだ。....全く、いい加減にしてほしいもんだ.... 「さてと、明日も学校あるし、さっさと帰って寝よう」 そして、最寄りの駅へと向かった。 ぎりぎり、帰りの電車に乗り込めた俺は、さっきの戦闘で少し疲れたので、仮眠をとることにした。 だが、もし、この時、乗る電車を次の電車にしておけば、俺の運命は、変わっていたかもしれない。 それは、電車がトンネルに入った時だった。 “ガラガラガラ!” 老朽化のためトンネルが、崩落したのだ。そして、崩落した岩石に、電車は押し潰され、俺は、死んでしまった....
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