人助けは厄介事しか起こらない...のか?

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「はい。私は、グランパルス王国第二王女【アルテリア・グランパルス・サークス】です」 ワァーオ、マジで姫様だったんだな。すると... 「...何やってんだ?ミリーナ」 今まで空気と化していたミリーナが、ひざまずいていた。道端でする?そういう事? 「い、今まで姫様だと知らず不躾な態度を取ってしまって、本当に申し訳ございません!」 「あ、あの、別にそんな事しなくてもいいですよ。お城の中じゃないんですし」 「で、ですけd「ふ~」ひゃ!?」 全く、いいって言ってるのにな。え、何したかって?埒があかんので、うなじに息を吹きかけてやった。 「それじゃ、タメ語でいいな?」 「はい」 「も~!凶夜さん!!」 何かミリーナが喚いているが、無視無視。 「にしても、見事に馬車の車輪壊れてるな」 「はい...。ここからだと、歩きだと道なりに進んでも王都まで1日かかりますし、どうしましょう」 お、この道だと王都に行くのか。なら、旅は道連れだな。 「なんなら、俺が王都まで送って行こうか?」 「え?でも、私と護衛の方々と凶夜さん達を含めたら9人にもなりますよ。どうやって、私達を王都まで送るんですか?」 「ま、一見見ずして何とやらだ。ちょっとどいてろよ」 そう言い、アル達をどかせて準備に入る。 (さあって、何にしようかな~.....よし!あれにしよう!) 能力を発動させ、フォトン粒子が集まり、魔法陣を形成する。俺が思い付いたのはFF【ファイナルファンタジー】のマスコット(?)的存在であり、序盤の移動手段にもなり、Ⅴでは主人公の相棒にもなったあの黄色の鳥! 「かもん!チョコボ軍団!」 「クエー!」×9 魔法陣が輝き、その中から9匹のチョコボが出現した。姿はⅣの方だ。
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