877人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい。私は、グランパルス王国第二王女【アルテリア・グランパルス・サークス】です」
ワァーオ、マジで姫様だったんだな。すると...
「...何やってんだ?ミリーナ」
今まで空気と化していたミリーナが、ひざまずいていた。道端でする?そういう事?
「い、今まで姫様だと知らず不躾な態度を取ってしまって、本当に申し訳ございません!」
「あ、あの、別にそんな事しなくてもいいですよ。お城の中じゃないんですし」
「で、ですけd「ふ~」ひゃ!?」
全く、いいって言ってるのにな。え、何したかって?埒があかんので、うなじに息を吹きかけてやった。
「それじゃ、タメ語でいいな?」
「はい」
「も~!凶夜さん!!」
何かミリーナが喚いているが、無視無視。
「にしても、見事に馬車の車輪壊れてるな」
「はい...。ここからだと、歩きだと道なりに進んでも王都まで1日かかりますし、どうしましょう」
お、この道だと王都に行くのか。なら、旅は道連れだな。
「なんなら、俺が王都まで送って行こうか?」
「え?でも、私と護衛の方々と凶夜さん達を含めたら9人にもなりますよ。どうやって、私達を王都まで送るんですか?」
「ま、一見見ずして何とやらだ。ちょっとどいてろよ」
そう言い、アル達をどかせて準備に入る。
(さあって、何にしようかな~.....よし!あれにしよう!)
能力を発動させ、フォトン粒子が集まり、魔法陣を形成する。俺が思い付いたのはFF【ファイナルファンタジー】のマスコット(?)的存在であり、序盤の移動手段にもなり、Ⅴでは主人公の相棒にもなったあの黄色の鳥!
「かもん!チョコボ軍団!」
「クエー!」×9
魔法陣が輝き、その中から9匹のチョコボが出現した。姿はⅣの方だ。
最初のコメントを投稿しよう!