877人が本棚に入れています
本棚に追加
「ハァ.....な~んでこうなるかねぇ」
今の俺は、とっても憂鬱な気分だ。何故かって?だって....
「「「「「.........」」」」」
俺に槍を突き付けた衛兵に取り囲まれてるからだ。
何故こうなったかを今から話そう。そう、あれは.....
「ヒャッホー!!!」
「ひゃあぁぁぁ!と、止まってぇぇぇ!」
「め、目が回ります~!」
チョコボ軍団で王都まで走ってる俺ら一行。ミリーナとアルは馬とか乗った事がないためチョコボに振り回されてるけど、いい機会だから放置しとこ。護衛連中は訓練で馬術には慣れているため、すぐに慣れたようだな。
「お、アル。何か門が見えて来たぞ」
「ふ、ふぇぇぇ!そ、その前にチョコボさんを止めて下さいぃぃぃぃ!!!」
本気でチョコボにしがみついてるけど、振り落とされそうだな。仕方ないねぇ。
「チョコボ軍団、ストップだ」
「クエ!」×9
そう言うとチョコボ達は徐々に速度を落として止まった。
「全く....アル、ミリーナ、だらし無いぞ」
「う~、そんな事言っても~...」
「.......わふ?」
アルは完全にげんなりしてるし、ミリーナは目を回してグロッキー状態だな。隊長さんがアルの方に寄り添って、気遣ってるな。
ま、それは、置いといてさっきからこっちを見てる門番に話つけとかないとな。
最初のコメントを投稿しよう!