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まくし上げられたTシャツの裾から スルッと侵入してきた三橋の手
少しだけ荒れてカサカサしてる指先が胸元を探るように移動する
「ッ三橋・お前指ッ!」
まだ重なってた唇を無理矢理離して言葉を紡ぐ
「? 指…?」
「風呂上がったらクリームぬんだろ?」
「わ・すれてた!」
「忘れんな」
「ぬ・塗るねッ!」
「あー… でも終わったら手洗うか? なら終わってからのがいいか? どーする?」
起き上がって
ベッドの横に置いてた新たに用意して持ってきたカバンに手を伸ばしてた三橋が
目を丸くしながら振り返った
「何?」
「あ・あの・ねッ!? クリーム・使ったらッ 使っ・たら…ッ」
あぁ…
今のはビックリしたって表情じゃなくて
何かひらめいたって顔か…
「いんじゃねぇか? 使った方が早く終わるし」
「うんッ」
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