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三橋はハンドクリームを結構大量に左手に出して
そそくさと戻ってきた
目が合えばニカッと笑い 寝ている俺の上に重なってくる
「ちょい待て 下脱ぐから…」
「うん 俺も・脱ぐねッ」
「まさかとは思うが左手のやつを忘れてるとかねーよな?」
「………!?」
「…待ってろ」
「はぃ…」
俺はさっさと下を全部脱ぎ捨て 膝立ちで待つ三橋のズボンも脱がしにかかる
「………全部脱ぐか?」
「どぉ・しよ…」
「体制崩したらこえぇから半分でいいか?」
「うんッ」
腰のゴムに手をかけ 一気にずらそうとしたら 起き上がってるソレに引っ掛かった
「…わり 痛かったか?」
「大・丈夫ッ」
「相変わらず元気だな…」
「俺 元気だ・よッ!」
「お前もだけどコイツもな」
「ッあ…」
元気に飛び出したソレを指で弾いてやれば
小さく声を上げて慌てて腰を引く三橋
「あッぶねー…」
バランスを崩しかけた三橋を咄嗟に支えて
そのまままたベッドに沈む
「あ・りがと…」
「突っ込む前にイケそうだなぁ クスクス」
「だ・からッ 触らないで…」
「クスクス どーすっかなぁ」
「ダメ…だッて」
「早くしねぇとマジで入れる前にでちまうぞ? クスクス」
「それはやだッ」
下からイタズラしてた俺の手を三橋の右手が捕まえて布団に押し付けた
俺はすかさず反対の手をソレに伸ばしたけど
掴まえる前に身体をずらされてしまう
「チッ」
俺の舌打ちを聞いて 三橋はクスクス笑った
ほんの少し前まではそれこそ小動物ばりに音に敏感でいちいち怯えてたのに
その頃の三橋を思い出して
俺も笑った
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