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「入れねぇ! 自分が出来ねぇ事言ってんじゃねぇ」
「あれは若気のいたりっつーか…」
「ばぁか毎回だ毎回!何が若気のいたりだッ 取り敢えず今日は二回で勘弁してやる」
「今日は…?」
「次俺がやるときは 抜かずに半日犯してやるぜッ! 覚悟しとけ」
「………斬月…」
「ちょッ!?コラ!一護テメェッ!?」
枕元の斬月を手探りで捕まえて引き寄せた一護
焦る恋次を尻目に 両手で持って振り下ろす
ヒュンッ
風が起こり
次の瞬間
恋次の朱い髪が数本
パラパラと一護の胸に落ちた
「っぶねぇなオイッ!」
「真っ二つにされたくなかったら…」
「誰がそんな陳腐な脅しにのるかよ バァカ」
「つか こんだけされたら退くだろ普通ッ」
「霊圧もかわんねぇのに逃げる方が馬鹿だろ?」
「チッ…」
「寸止め失敗しやがって チッじゃねぇよ」
一護の上の髪の毛を摘み上げる恋次
「ウザイ髪が少なくなってスッキリしただろ?」
「口の減らねぇ野郎だな」
髪の毛を畳へ投げて
五月蝿い口を 自らの唇で塞ぐ
「ん…ッ」
力の抜けた一護の手から 斬月が滑り落ちる
結局この後
恋次はきっちり本懐を遂げ
ぐったりと布団に沈む一護を
満足そうに眺めていた
「…覚えてやがれ………ッ」
一護のそんな呟きなど
知るよしもなく…
END
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