短編1

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車だと三橋の家からうちまでは結構すぐで 10時前には帰りつけた 「ただいま」 「お・邪魔しますぅッ」 「はいおかえり あれ?三橋君?」 「お・お邪魔・します…」 「おんなじこと2回いってんぞお前」 「ぉ邪魔…ッひ!?」 三度目を言おうとした三橋を軽く制してリビングへ向かう 三橋はバタバタしながら靴を脱ぐと綺麗に揃えてから俺の後をパタパタ付いてくる 「あれ? シュンは?」 「病院」 「怪我?」 「熱」 「夏風邪かよ?」 「新型インフルの可能性もあるから大事とって入院させようかと思ってね 今お父さんと大学病院行ってるの」 「入院なったら母さんも病院行くの?」 「行かないわよ うつされてあたしまで寝込んだら誰があんたの面倒みんのよ」 「…はいはい ありがとうございます で メシあんの?」 「もちろん! 三橋君も食べてってね シュンちゃんの分余っちゃうから」 「あー…そだ こいつ今日泊まるから」 「じゃあお布団ださないとね」 「俺のベッドで寝るから」 「狭くない?」 「いけんだろ?」 「ふ・布団 いらないッです!」 「ならさっさと食べてお風呂入って寝なさい」 「うん」 .
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