3月

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彼が助けを求めている時に 手を差しのべて 優しく抱き締めてあげられるのは、 私じゃないんだ。 解ってはいたけれど、 それでも どこか僅に期待してた。 いや、 ホントは 心の奥ではわかってた。 ただ 目の当たりにしたからツライだけ。 そうだよね… 私には あなたを介抱する権利もなければ立場でもない。 実際、 彼が自宅にいるときは 彼がどんなに辛くても 手も足も出せないんだもん。 メールも 電話もするわけにいかないし。 その権利も立場も 奥様にあるから。 彼が介抱されてる間、 私はただ あなたを夢で描いて 私の所に遊びにくるのを ただ 待つしかないんだね。 会いたい。
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