2月

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君が好き。 少ない私の母性を擽る程 無邪気で可愛い寝顔を見ていると あり得ない未来予想図を妄想しそうになるよ。 いつも 途中で虚しくなってやめるけど… 隣で寝息をたてて眠っている子供のような君の 鼻筋を撫でて 少し乾いた唇を吸う。 寝癖ついちゃった髪の毛に指を通して 頬を撫でて 頬擦りする。 だって その瞬間は ほんの一瞬しかないんだもん。 貴重なんだもん。 次があるか… わからないから貴重なの。 『どうしたの?』 そして 君を起こしてしまう。 『なんでもないよ』 そう言って 強く 強く抱きつく。 それが 最大の幸せなのだ。
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