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君が好き。
少ない私の母性を擽る程 無邪気で可愛い寝顔を見ていると
あり得ない未来予想図を妄想しそうになるよ。
いつも 途中で虚しくなってやめるけど…
隣で寝息をたてて眠っている子供のような君の
鼻筋を撫でて
少し乾いた唇を吸う。
寝癖ついちゃった髪の毛に指を通して
頬を撫でて
頬擦りする。
だって
その瞬間は
ほんの一瞬しかないんだもん。
貴重なんだもん。
次があるか…
わからないから貴重なの。
『どうしたの?』
そして 君を起こしてしまう。
『なんでもないよ』
そう言って 強く 強く抱きつく。
それが 最大の幸せなのだ。
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