No.1

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「お前らうるさいねん!!しょうもない事を大声で喧嘩しよって。」 絶対村上くんのほうが声デカイやろ。 そう思いつつも口には出さない。 「お前ら2人はな、確かにイケメンやで?せやけどな、ホンマもんのイケメンはこの俺やからな。」 ……え? え、今そこの話? 村上くんの意外な言葉に凍りつく俺に対して、大倉は 「それゴリラ界の話やろ?村上くんてゴリラの中じゃ男前やもんね(笑)」 なんて、またしてもアホ発言。 あ、見えた。 見えたよ。村上くんの額に「💢」マークが。 これもう終わりやな。 「グッバイ大倉。」 「え?亮ちゃんなんか言うた?」 「言うてへんよ~。」 俺がそう言うと同時に、村上くんの黄金の右手が大倉の頭を貫いた。 「痛ったあぁああ!!」 「誰がゴリラやボケ!!」 「え、待って。ホンマに痛いねんけど。強すぎやん。やっぱゴリラしかこんな力出されへんって!」
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