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「お前らうるさいねん!!しょうもない事を大声で喧嘩しよって。」
絶対村上くんのほうが声デカイやろ。
そう思いつつも口には出さない。
「お前ら2人はな、確かにイケメンやで?せやけどな、ホンマもんのイケメンはこの俺やからな。」
……え?
え、今そこの話?
村上くんの意外な言葉に凍りつく俺に対して、大倉は
「それゴリラ界の話やろ?村上くんてゴリラの中じゃ男前やもんね(笑)」
なんて、またしてもアホ発言。
あ、見えた。
見えたよ。村上くんの額に「💢」マークが。
これもう終わりやな。
「グッバイ大倉。」
「え?亮ちゃんなんか言うた?」
「言うてへんよ~。」
俺がそう言うと同時に、村上くんの黄金の右手が大倉の頭を貫いた。
「痛ったあぁああ!!」
「誰がゴリラやボケ!!」
「え、待って。ホンマに痛いねんけど。強すぎやん。やっぱゴリラしかこんな力出されへんって!」
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