No.1

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「亮にも話あんねん。」 「え?なに?」 なんだか今から怒られそうで、ドキドキする。 「この部屋、今までは亮1人だけやったけど、明日から2人部屋な。」 あ、良かった。怒られる訳やなかったんや。 ……ん?2人? 「はぁ!?」 「しょうがないやん。大人の事情ってやつや。」 いやいや、 急すぎやろ! 「亮と同い年の子でな、安田くんって名前や。」 ほんでこのゴリラは勝手に話進めんなや。 俺まだ「はぁ!?」しかリアクションしてないし。 「仲良くするんやでって言いたい所やけど、亮の性格上難しいやろ?」 「…まぁ。そやな。」 失礼な事をサラッと言うな。この人。 「そこでや!俺、宿題考えてきたから。」 「宿題?」 「おん。安田くんのあだ名考えて、仲良くなんねん。」 「えぇー。めんどくさ!」 「大丈夫やって、あだ名さえあればすぐ仲良くなるから!!あ、名前は章大くんやから。考えとけよ!」 そう言って、村上くんは満足そうに部屋をでていった。 「安田…やから、ヤスダイヤモンドとか?それか…章大やから…。あーもう!!何も思い浮かばへん!!」 俺は、不安と期待が混ざった妙な気持ちを抱えながら、必死にあだ名を考えた。 ,
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