No.2

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仕事が終わったのは夜中の3時ごろ。 それから、風呂に入ったら4時になった。 なんや、あと三時間しか寝られへんわ。 なんて思いながら、タオルで髪をふく。 『俺は、いつ死ぬん?』 亮ちゃんの言葉がまだ頭の中を回ってる。 俺、あの時なんて答えた? また、笑ってごまかした。 いつも、いつも、そうや。 亮ちゃんが心配すると、俺は笑ってごまかして、 いつも、いつも、亮ちゃんから逃げる。 髪をふく力が少し強くなる。
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