プロローグ

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ここは人間の言葉で言う天界 そこには幾つものモニターが並び、何人ものスタッフが各々の役割をしている。 そんなスタッフを眉の上にシワを寄せて見ている笑顔と怒り顔の半々のお面をした人物が一人。 ??? 「ハァ~、全く何て事になった。これでは、またストレスで髪の毛が…」 そう言いながら、自分の頭を擦る仮面の男性。だが、その頭は悲しいくらいに髪の毛が…。 そこへスタッフが一人、近づいて来た。 「光室長!ただいま、全『中クラス』戦団が出発しました!!」 光(コウ)と呼ばれた仮面の男性は近くにあった椅子に座る。 「分かった。現在の“オン”回収率は?」 聞かれたスタッフは、持っていたファイルを開く。 「多く見積もっても必要量の7%以下です」 その言葉を聞き、溜め息の出る男性。 「……回収部隊を叩きあげて回収率を上げさせろ!」 それを聞き、スタッフを退かせた。
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