永久不運

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「………」 「………」 教室で睨み合う二人の男子学生。 一瞬の油断も許されず、皮膚に汗が流れ、拳に力をこめる。 「「ッ!!」」 ほぼ同時に拳を突き出し…… 「「ポンッ!!」」 突き出された拳は片方はグー、もう一方はパーだった。 「あぁ~、負けた~!!」 「ッシャア!!勝った!!」 ガックシと肩を落とす負けた男子とガッツポーズをする勝った男子。 「んじゃあ、銀チョコ五個ヨロシク♪」 「またチョコばっかかよ…。 お前、周りの目とか気にならないの?見てるこっちが気持ち悪い」 頭の上に?を出しながら、お金を渡す。 受け取った男子は呆れながら言う。 「……はいはい。言っても無駄か」 そう言いながら、売店に向かった男子。
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