嫉妬

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「友雅さんの馬鹿ー 何が『神子殿に用が有るから一時間ばかし待ってくれるね』だぁ まぁそん時は納得したけどさぁ。相手があかねちゃんでそりゃあ龍神の神子様で八葉が守らなきゃいけない存在だけどさぁ明らかに一時間以上過ぎた上に楽しそうに笑ってるし…」 今、##NAME1##が文句を言いながら歩いているのは 随心院に向かう道沿い。 「だからこれだから男は駄目なのですじゃないけど💧特に友雅さん限定にしたらプレイボーイで女房さんと夜の営みを…って何?自分で変な事言って落ち込んでるの?自分」 因に自分が何処に向かって居るなんて本人は分かっていません 「ハァー誰か暇な人連れてくれば良かったな。イノリくんとか天真辺りを… 連れに戻ったらスリリングしに行けるんだけどなぁ そうしたらスリリングな事出来て友雅さんの事考えずに済んだのに」 そんな事を言う割には来た道を踵を返さずに真っ直ぐに随心院に向かって歩いて行った。 「ってか此処随心院じゃん💧 無意識に友雅さんの好きな場所の1つに来ちゃたよ…まぁ良いやぁ。来ちゃ物は仕方ないしこのまま此処に居よう それに京の街中に居るより此方の方が探されなくて良いしね」 言った当の本人は気付いてない様だった。 友雅が高確率で此処に探しに来ると言う事を。
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