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「参りましたね…」
「これから戦争になったりしないよね?」
「大丈夫です天子様。絶対にそのようなことにはさせませんわ。」
「ともかく他国への報告とそれからゼロにも……。」
「私ならここにいるが。」
「ゼロ!?いつからここに?」
「ちょうど今だ。それよりどうした?何があった?」
「実は………」
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「そうか、扇このことは他国へは内密にしておけ。我々だけで対処する。」
「内密ってこれは問題だぞ。他国へ公表すればEUだってわかってくれるかもしれない。他の国も働きかけてくれる可能性もある。EU以外の国は全て加盟しているんだ。そうなればまだチャンスはある。」
「そんな甘い国じゃない。そいつの話を聞く限りな。そもそも戦争を仕掛けるような発言もしている。こんなことを他国に表明したら混乱を招く。それが奴らの狙いという可能性もある。とにかく我々だけで対処する。」
「しかし…」
「わかりました。ゼロ様の言うとおりに致しましょう。」
「神楽耶様ですが…」
「確かに扇さんの言うことも一理あります。ですが、ゼロ様の話した仮説のほうが可能性としては高いでしょう。何より混乱だけは避けたいです。」
「………わかった。じゃあゼロどうするんだ?」
「私はEUの本拠地があるフランスへ向かう。」
「無茶だ危険すぎる。」
「ジェレミアと藤堂を連れて行く。何かあったら連盟する。」
「わかった。無事を祈る。」
「ゼロ様気をつけてくださいね。」
「ありがとうございます神楽耶様。」
「ゼロ…帰ってきてね。」
「はい天子様。では。」
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