魔神が解かれた日

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コンコン 「どうぞ。玉城か。どうした?」 玉城 真一郎…黒の騎士団の一応元幹部。目立った能力もなく、ルルーシュからの評価も最低ランク。出陣する度にやられて帰ってくる。ゼロを友達だと思っていた。 「扇!EUの代表から連絡だとよ。」 「わかった。繋いでくれ。」 ズズズズズ 「はじめましてみなさん。私がEU新総督のセント・グローバです。」 (セント・グローバ…初めて聞く名前ですわ。一体何者なのかしら。) 「私は長話は好きじゃないので結論から言わせてもらいます。我々EUは国際連合への加盟を棄却します。」 !? 「なぜですか?あなた達EUにとっても悪い条件ではないはず。」 「フッ我々にとって条件は別に関係ないのですよ。」 「ではなぜ承認なさらないのですか?」 「国際連合に加盟しているブリタニア帝国…この忌まわしい反逆国家が脱退するのなら考えますがね。」 「確かに、ブリタニアがしてきたことは正しいことではありませんでした。ですが今はその現実を受け止め平和に向けて尽力を尽くしています。信頼には時間はかかると思うのはわかっています。なので今すぐに棄却をしなくても……」 「黙れ偽善者が…」 「え!?」 「偽善者と言ったんだ聞こえなかったのかナナリー皇帝。あなたは以前、シュナイゼルにそそのかされてあのフレイヤを自らの手で発射させた。しかもあなたはルルーシュの妹でブリタニア98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの娘でもある。そんなあなたに平和を口にする権利はない!」 「ちょっと言いすぎじゃないですか。」 「日本は黙っていろ。そもそもお前達は悔しくないのか?ブリタニアにいいように利用されていたにもかかわらず今じゃ仲良く平和ごっこか。首相がこんなんじゃ日本の未来が容易に想像できるな。」 「くっ、だがその悲しく尊い犠牲の上に今の連盟ができた。後はあなた方だけなのですよ。」 「EUは例え独立してでもブリタニアがいる限り、連盟には加盟しない。これは警告だ。それから、ナナリー皇帝自分の国には用心しておいた方がいいですよ。」 「それはどういう意味ですか?」 「直にわかる。シュナイゼルによろしくな。それでは失礼する。」 「ちょっと待ちなさい!」 「フッ」 バチン ザー
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