僕にはイケメン以外なにもありません

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三時間目 数学 正直サイン、コサイン、タンジェントなんて使わないよ!! 四時間目 英語 英語なんて使わないもん!!外国行かないし!! 昼休み はぁこの時間が一番落ち着く和哉、灰垣、風見と屋上で弁当を食べる 始めのうちは教室で食べていたのだが自由時間が長いということで他のクラスから女子が集合してくるのだ そんな僕に気を使ってくれた灰垣が屋上を提案してくれた訳だ 「ねぇ、私裁縫部に入ったんだ~」 風見が話の途中で部活の話を振って来た、入る気のない僕には関係のない話だと思い弁当に箸を伸ばす… 「へぇ~風見らしいな。なあ真悟、お前は部活入ったのか?」 「いや?」 いきなりの和哉からの質問に箸が止まる 「俺軽音楽部に入ってるんだけど入らないか?」 「ん~」 「楽しいぜ?」 そんな一概に楽しいぜって言われても何が楽しいのか… 「でも僕楽器弾けないし…」 「カスタネットとかリコーダーでいいんじゃね?」 「いいのかよ!」 和哉のボケ(?)に灰垣がツッコミを入れる 「イケメン押しでいけるだろ~、文化祭とか人集まりそうだし」 「そんな理由では入りません!」 「しゃ~ね~な…」
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