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梓「…………唯先輩っ」 梓の声は、はっきりと唯先輩のところにも届いた。 ボディーガードに守られて、高級車に乗るところで、歩をとめ。 声の持ち主を捜した。 唯の視線には、 はっきりと梓をとらえた。 だが、唯の言葉は思いがけなかった。 唯「ボディーガード。私の名を呼ぶ人を黙らしてきなさい。先輩って、意味不」 男「YES」 梓は、ボディーガードに腕をつかまされ、 唯先輩のところから数メートル引き離された。 男「………大丈夫か。」 私を唯先輩から引き離したボディーガードである。 梓「……やめてって言ったでしょ」 男「ああ、すまない。唯様に引き離すよう命令されていまして。 肝心な質問で唯様とは、どういう接触を?」 梓「………信じられないっ。 先輩…唯先輩変わりすぎっ。 くっ」 梓は泣いてしまった。 男は、その様子をじっと見てた。 男は、ポケットからハンカチを取り出したようだ。 男「……梓さんと言いましたね。 先輩ともうしましたね。 唯様の後輩なのですか?」 梓「そうよ。唯先輩はけいおん部の先輩よ」 男は、絶句した。 男「唯様がギターとかなさっていたんですか」 梓「……はい。どうしてそんなに驚くのですか」 男「実は、わたし。唯様のボディーガードでもありますが。 唯様の相談相手でもあるんです」 梓「そうだったんですか あ、あの名前なんですか?」 金田「金田伸一郎です。」 梓「金田さんですか。かっこうよさそうです」 金田「そういわれてうれしい限りです。さて、ギターの件ですが。 唯様はしばじは。私にライブについて話を伺ったことがござりまして。 あれは確か、 唯様が外国でハリウッド活動をはじめてから一年目かと…」 梓「へぇ… 全然知らなかったです」 金田「ただ、 ハリウッド活動をはじめて唯様は馴れてきたのか。 関係者にライブ実施の話を持ち込んだようです。 だがハリウッドスターに掟があったんです。
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