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唯「あずにゃん、ごめんね…
さっき、不快な思いさせて…」
梓「いいんです……いいんです…
私は、やっぱり唯先輩が変わったとしても、私の先輩ですから…」
唯先輩の顔を見て昔の思い出が一気に蘇った。
梓「……唯先輩」
梓はもう一回先輩の名前を呼んだ。
唯「うん?なぁに?あずにゃん」
唯は、変わらぬ笑みを浮かべていた。
梓「……唯先輩。ギターを取り戻しにいきます。」
唯「………その心配なら、もう大丈夫だよ。
さっき、社長に辞めますって言ってきたから」
梓「……えっ。
唯先輩、辞めたんですか…
そんなわざわざ辞めなくても」
唯「……あずにゃん。
わたしね…
社長にギター取り上げられてから決心してたの。
あずにゃんが来るまで…」
梓「………」
唯「そんな訳で、わたし。日本に戻ることにします。
いいですね?かねっち」
金田「はい。唯様がそうお望みならどこまでも着いていきます。」
唯「じゃあ、かねっち。
部屋の整頓お願いね。
ちょっとあずにゃんと話があるの」
金田「かしこまりました。唯様」
金田は、この会社にある唯様の部屋の整頓をはじめた。
むろん、シークレットサービスにも応援をまわした。それくらいは容易い。
唯様は、日本中のアイドルなのだから。
金田はそう唯様をずっと見守り続けていたのだ。
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