第零章~純白な乙女の儚き憂鬱

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「お前には相手がいないもんな」 「な!?」 アリスは動揺したのか、半歩下がる。 その間、口は開いたままで驚きが隠せない。 そんなことはお構い無しと、魔理沙は再びアリスに顔を近づける。 「それとも、誰か好い人がいるのか?」 悪気も屈託もない笑顔。 「ななななな!!?」 しかし、魔理沙の言葉を聞いたアリスは、冷静さを失ったように顔を真っ赤にする。 明らかに、怒っている、そして恥ずかしかっている。 「なんでそんなこと言うのよ!」 「お!?」 いつの間にか、今度はアリスがスゴい形相で魔理沙に迫った。 それを見た魔理沙も、さすがにびっくりして半歩下がる。
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