14人が本棚に入れています
本棚に追加
―RAKUMURA
驚いた。
インターホンが鳴ったので来客を確認すると、僕を避けていたと思っていた彼女だった。
「最上階の一番奥だ。エレベーターで上がってこい」
そうして、直ぐに彼女は部屋の前までやってきた。
でも、玄関のドアを開けた瞬間もう一度驚いた。
彼女の目に見える部分すべてが痣や傷だらけだったからだ。
明らかに様子が違う。
とりあえず、部屋に入れ簡単な応急処置をした。
その後、しばらく彼女をベットに寝かせた。
よほど、気が張っていたのだろう。彼女は永遠の眠りにつくようにしばらく眠り続けた。
避けていた僕を頼ってくるなど、よほど のことがあったのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!