80人が本棚に入れています
本棚に追加
「部長!!ここをこういう風にしたら…」
「小野君、それはいい考えだな。とにかくやってみなさい。何かあったら私が責任をとろう」
「はい!ありがとうございます」
プレゼンだけではなく、日常の業務中でも提案をし、受け入れてもらえれば実行にうつすことができるような企業であった。
景気が悪くなる前までは...
いつからだろう。
会社が傾きはじめたのは…
社内で見られていた笑顔も、徐々に少なくなり、今では怒鳴るような顔や声が増えていった。
それでも僕は会社の流れに流されることなく、「自分らしく」という言葉を胸に日々仕事を行っていた。
そうでもしなければ、中小企業に就職した意味もなくなると思ったから。
だから、僕は「自分らしく」必死に働いていた。
最初のコメントを投稿しよう!