9人が本棚に入れています
本棚に追加
ボクは周りよりデブくて、ダサい髪型・服装をしていた。
そんなボクと仲良くしてくれる子なんて、そう居なかったはずだと今でも思う。
けど、居たんだ。
10人くらいは、普通に気兼ねなく遊べる友達が。
みんな優しかった。
だから、自然と遊びにも力が入った。
そんななか、同じクラスの、身長が近い男子が生意気にもボクの悪口を言い出した。
「さ行が言えない」とか「デブ」とか…幼いボクが知ってる短所以上のことを次々言葉に出された。
そうなりたくてなったんじゃない…
ちゃんと言えるように施設にだって通って…
ボクなりに頑張ってた。
なのに………。
ボクはその時のショックと苛立ちを宿した心の思うまま、ライバルという勇ましい形で彼らと対立するようになったのだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!