脱走

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『実験終了だ、休んでいいぞ』 真っ白い部屋 天井に付いているスピーカーから、流れるアナウンス。 それを聞いて俺は寝っ転がる。 「なかなかいい成果だったぞ光希。この調子なら、そろそろ作戦実行しても良さそうだな。」 話しかけてきた奴は司令官。 いつも、ゴム素材の防護服を着ていて顔すら見たことがない と言うよりは、それしか知らない。 「いつになったら実行するんだよ 早く俺はこんな地下なんかでてから、地上で英雄の名声が欲しいんだよ」 俺は生まれた時から この地下施設しか知らない。 だから はやくどんな理由でもいいから 地上に出たい。 「まぁ待て 作戦の失敗は許されないんだ。 もう少しの辛抱だ。」
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