1人が本棚に入れています
本棚に追加
『実験終了だ、休んでいいぞ』
真っ白い部屋
天井に付いているスピーカーから、流れるアナウンス。
それを聞いて俺は寝っ転がる。
「なかなかいい成果だったぞ光希。この調子なら、そろそろ作戦実行しても良さそうだな。」
話しかけてきた奴は司令官。
いつも、ゴム素材の防護服を着ていて顔すら見たことがない
と言うよりは、それしか知らない。
「いつになったら実行するんだよ
早く俺はこんな地下なんかでてから、地上で英雄の名声が欲しいんだよ」
俺は生まれた時から
この地下施設しか知らない。
だから
はやくどんな理由でもいいから
地上に出たい。
「まぁ待て
作戦の失敗は許されないんだ。
もう少しの辛抱だ。」
最初のコメントを投稿しよう!